インサイトレポート

勉強会

2020.02.18

東京大学の織田克利先生を講師にお招きして がんゲノム勉強会を開催しました

2019年12月4日(火)、がんゲノム医療※の最先端を担われている、織田克利先生(東京大学大学院医学系研究科産婦人科学講座准教授〔現同研究科統合ゲノム学分野教授〕)をお招きし、ゲノム医療の現状と課題に関して勉強会を開催いたしました。

織田先生には日本で実施できるパネル検査の種類や特徴、がんゲノム医療を提供する上での課題などをご講演いただき、最後の質疑応答にも丁寧にお答えくださいました。

がんゲノム医療とは
がんゲノム医療とは、主にがんの組織を用いて、がん遺伝子パネル検査により多数の遺伝子を同時に調べ、遺伝子変異を特定し、治療する医療のことです。
保険償還されているパネル検査を受けられる医療機関として、がんゲノム医療中核拠点病院11施設、がんゲノム拠点病院34施設、がんゲノム医療連携病院122施設が厚生労働省より指定されています(2019年12月時点)。
また、保険診療の範囲内で実施できる範囲も、すでに標準治療を終了してしまっている、または標準治療がないなどの条件を満たす場合に限られています。
ゲノム医療に関する詳しい情報は、国立がん研究センターの「がん情報サービス」(https://ganjoho.jp/public/dia_tre/treatment/genomic_medicine/genmed01.html)をはじめ、ゲノム医療を提供する医療機関のウェブサイトに記載されています。