お知らせ

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2024.04.12

「医師の働き方改革時代におけるメディカルスタッフの役割の変化と情報・サポートニーズを探る ―がん専門看護師/がん専門薬剤師の新しい役割と情報・サポートニーズ―」発刊のお知らせ

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。
2024年、最初のレポートとなる「医師の働き方改革時代におけるメディカルスタッフの役割の変化と情報・サポートニーズを探る ―がん専門看護師/がん専門薬剤師の新しい役割と情報・サポートニーズ―」を刊行いたしましたのでご案内いたします。


◆レポート作成の背景
 2024年は、2016年に発足した新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会から8年を経て、医師においても働き方改革が始まります。加えて、2024年診療報酬改定では、国が2014年以降から徐々に広げている保険点数を算定するメディカルスタッフの医療行為にさらなる広がりが見られます。このことから、2024年は、“医師の働き方改革“の施行、“医師の働き方改革“を基本方針に含んだ2024年診療報酬改定により、メディカルスタッフへのタスクシェア/タスクシフティングが加速することが予想されます。

 そこで、“医師の働き方改革”という環境変化を踏まえ、タスクシェア/タスクシフティングがフォーカスされつつあるタイミングで、がん専門看護師、がん専門薬剤師の方々がタスクシェア/タスクシフティングの現状と今後の展望どのように考えていらっしゃるのか、以下の4つの視点を明らかにしようと調査を実施いたしました。

 1. がん専門看護師/がん専門薬剤師が“医師の働き方改革”をどのように捉えているのか
 2. “医師の働き方改革”を2024年に控え、なにが変化したのか
 3. タスクシェア/タスクシフティングによって、組織・関係性・業務のなにが変化するのか
 4. がん専門看護師/がん専門薬剤師は製薬企業に、どのような情報、サポートを求めているのか


◆調査概要
調査対象:全国の病院に勤務しているがん専門看護師/薬剤師 ※条件詳細は下部に記載
分析対象:がん専門看護師 150人、がん専門薬剤師150人
調査手法:WEBアンケート、郵送アンケート
調査期間:2024年2月2日~3月1日
※条件詳細
・対象施設:令和6年能登半島地震を配慮し、石川県、富山県、新潟県、福井県を除く
・がん専門看護師:がん看護専門看護師、がん化学療法看護認定看護師、がん薬物療法看護認定看護師のいずれかに該当
・がん専門薬剤師:がん専門薬剤師認定者、がん指導薬剤師認定者、がん薬物療法専門薬剤師認定者、外来がん治療認定薬剤師、がん薬物療法認定薬剤師認定者のいずれかに該当


◆レポートの内容
1. 調査概要
2. 調査サマリ
 Ⅰ.「医師の働き方改革」の現状と影響
  1. 本調査の回答者背景
  2. 「医師の働き方改革」に関する施設と業務の変化
   2-1. 「医師の働き方改革」に関連する医師、メディカルスタッフ、患者さんとの関係性の変化
  3. 「医師の働き方改革」が自身に与える影響
   3-1. ポジティブ/ポジティブではないと考える薬剤師の違い
   3-2. ポジティブ/ポジティブではないと考える看護師の違い
  4. 診療科ごとのタスクシェア/タスクシフティングの進み
  5. Key findings
 Ⅱ. 薬剤師、看護師の情報・サポートへのニーズ
  1. 情報・サポートの内容への興味、ニーズ
  2. 情報・サポートを入手している媒体
   2-1. 製薬企業の情報媒体の活用
  3. 情報・サポートの入手方法へのニーズ
  4. Key findings
 Ⅲ. 製薬企業の評価
  1. 業務やスキルの向上をサポートしているTOP10製薬企業
  2. TOP3製薬企業が評価されているサポート内容
  3. Key findings
3. M2Vの見解
4. ディスカッションポイント
5. 調査結果
 5-1. 薬剤師
 5-2. 看護師
Appendix:調査票、2021年度の調査結果


◆Key Findings
 1. “医師の働き方改革”は、がん治療における医師、患者さんに対する薬剤師、看護師の位置づけ、役割さえも変える改革である。
 2. “医師の働き方改革”の成功は、タスクシフティングの成功と“両輪”と言われており、医師、メディカルスタッフの相互理解も進展していくものと考えられる。


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